アスベストの利用と、反動

問題

信じていたものに裏切られた!
と言うと、よくある悲劇の一つに見えます。

それが起こるのは、人間関係だけに限りません……。

非常に便利で、使い勝手のいい代物だと思っていたものが、実はあとになってから身体に悪いとわかった。
これも、『信じていたものに裏切られた』と、言えなくもないでしょう。

何の話かと言えば、アスベストの話です。

アスベストは腐食に強く、熱に強く、非常に軽くて加工も容易、と、資材にはうってつけのものでした。
そのため、建材にスプレーして耐燃性、耐食性を強めたり、自動車のブレーキ材などに使われていました。

これほど人工物にうってつけの性質を有しておきながら、実は天然の鉱石資源で、クリソタイルやクロシドライトなどの種類があります。
繊維状の形状をしていて、一つ一つが非常に細く、髪の毛一本の中に5000ものアスベストが入り込める、と言われています。
これほどまでに小さいと、もちろん肉眼では確認することができません。

コストもほとんどかからないため、経済成長時代の日本を影に日向に支えてきた、今日の発展を築いた立役者であるとも言えます。

しかし、アスベストには、大きな問題がありました。
その問題とは、アスベストによる健康被害です。






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